2017年2月16日木曜日

第十二話 毛ア

付け焼き刃な33日間の物語


ドーケイ、ホーテイ、クソメン割田の実録


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割田はスネ毛がかなり濃い。

胸毛はないし、腕はそんなに毛深いわけではない。

ただ、脚の毛だけかなり濃い。

水泳や短パンで走るために、割田は毛の処理をするタイプだ。

が、冬の時期は毛の処理を怠る傾向がある。

それは肌を見せる機会が少なくなるからだ。

一度放置するとその剛毛故にカミソリでは処理しきれなくなるため、

除毛クリームを使って一気に処理する。

今年もそんな時期になってきたのだ。



近所にあるドラッグストアは除毛クリームが化粧品コーナーに陳列されている。

化粧品コーナー。

クソメン割田は完全に委縮している。

女性客がいなくなるのを待つ割田。

時間の無駄、極まりない。

ネットで買えば済む問題なのだが、千円以下の商品と近場で購入できるものを

通販しないのが割田のポリシーである。

10分後、女性客がいなくなった瞬間を割田は見逃さない。

すぐさまに商品を手に取りレジに向かった。

このとき、割田はひとつ間違いを犯していた。



つづく。


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