付け焼き刃な33日間の物語
ドーケイ、ホーテイ、クソメン割田の実録
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あ~、今日はなんかいつもと違うな。
この日、割田は目が覚めるとすぐに感じた。
いつもと少しだけ違う朝のこの感じは、
この後の出会いの予兆だったのかもしれない。
ポカポカ陽気に誘われて、割田は近所のパン屋へ向かった。
この店のメロンパンとくるみパンが割田のお気に入りだ。
レジに行くと見かけない顔の女の子が担当していた。
きっと新しいアルバイトの女の子だろう。
かわいい~な~、今日はラッキ~。
と、割田は我を忘れた。
・・・円です。
と、お代を言われ割田は我に返った。
恥ずかしさを隠すようにそそくさとお金を払う割田だったが、
チラっと見た女の子の名札に「中田」と書いてあることを確認した。
割田がパンを受け取ると、工房から女の子に向けて声がした。
るみさ~ん、手伝って~
家に帰るとさっそく割田はメロンパンをかじった。
中田るみ、さんか・・・
この日のメロンパンはいつもよりあまく感じた。
つづく。
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