カロキがどう走るのか。
いやぁ~、まいったね。
昨日ね、福岡国際マラソンについてちょっと触れたら、
リスナーからけっこう反響があったみたいだから。
福岡国際マラソンについて、もうちょっとお話させていただきます。
ってことで、今週はもう1回。
優勝は誰?はいいんです、えぇ、いいんですよ、そこは。
ここでは、どんな展開が予想されるだろうか?を考えていきたい。
で、冒頭にもふれた、ビダン・カロキ。
この選手がどう走るか。これが全てじゃないかと思う。
今年の世界陸上まで、5年間トラックを制してきたファラー。
そのファラーに果敢に挑戦するケニア3人衆に、カロキは必ずいた。
年々、ハイペースで攻める戦略が徹底されていき、
ついに今年の世界陸上10000mは上位7名が27分を切った。
この5年間、毎レース積極的にレースを引っ張るのがカロキだ。
だからね、カロキがゆっくり入るってのは考えにくいんすよ。
消極的なレースをするのが考えにくいんすよ。
ちなみに、以下はこの5年の主要大会結果
■2012 ロンドンオリンピック
1 27:30.42 Mo Farah
2 27:30.90 Galen Rupp (USA)
3 27:31.43 Tariku Bekele (KEN)
5 27:32.94 Bedan Karoki (KEN)
■2013 モスクワ世界陸上
1 27:21.71 Mo Farah
2 27:22.23 Ibrahim Jeilan (ETH)
3 27:22.61 Paul Kipngetich Tanui (KEN)
4 27:24.39 Galen Rupp (USA)
6 27:27.17 Bedan Karoki (KEN)
■2015 北京世界陸上
1 27:01.13 Mo Farah
2 27:01.76 Geoffrey Kipsang (KEN)
3 27:02.83 Paul Kipngetich Tanui (KEN)
4 27:04.77 Bedan Karoki (KEN)
5 27:08.91 Galen Rupp (USA)
■2016 リオオリンピック
1 27:05.17 Mo Farah
2 27:05.64 Paul Kipngetich Tanui (KEN)
3 27:06.26 Tamirat Tola (ETH)
5 27:08.92 Galen Rupp (USA)
7 27:22.93 Bedan Karoki (KEN)
■2017 ロンドン世界陸上
1 26:49.51 Mo Farah
2 26:49.94 Joshua Cheptegei (UGA)
3 26:50.60 Paul Kipngetich Tanui (KEN)
4 26:52.12 Bedan Karoki (KEN)
5 26:56.11 Jemal Yimer (ETH)
6 26:57.77 Geoffrey Kipsang (KEN)
7 26:59.19 Abadi Hadis (ETH)
そんなカロキの初マラソンは、今年4月のロンドンマラソン。
ここで、設楽選手の初マラソンの東京の結果と比較してみた。
※違う大会での比較はナンセンスだけど一応ね。
結果だけ見ると、設楽選手同様なレース展開か?
身近な言葉で言うと・・・撃沈ってやつだね!(次元が違うけど)
■2017 London Marathon Results
1 02:05:48 WANJIRU, Daniel (KEN)
2 02:05:57 BEKELE, Kenenisa (ETH)
3 02:07:41 KAROKI, Bedan (KEN)
4 02:07:45 KIRUI, Abel (KEN)
5 02:09:10 SIMBU, Alphonce (TAN)
6 02:09:57 GHEBRESLASSIE, Ghirmay (ERI)
離されてるから力負けだろうけど、前2人は強いし。
3位だから立派な結果でしょう。
まーだからね、同じこと言うけど。
カロキがゆっくり入るってのは考えにくいんすよ。
消極的なレースをするのが考えにくいんすよ。
だからどうしたんだよ!とイライラしてきました?
もう少しお付き合いください。
福岡国際はペースメーカーがつきます。
毎年毎年、キロ3を設定して、
その通りにはいかず(ほぼ遅くなる)
だいたいスローペースのレースになり、
力のある海外選手はそのスローな展開にイライラして、
そのおかげで、日本人選手もついていけたり、
と、こんな展開を何度も見てきた。
良い方向に行っているかと言えば、ハッキリ言ってNOでしょ。
ビダン・カロキ、あなたズバリ。
ペースメーカーより速く走るでしょ?
これね!
これがカギだと、ワタクシは考えております。
じゃ、もしそうだとして。
どんな展開になるのか?は、また来週。
では。
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