2018年3月29日木曜日

陸上もろもろのはなし #5

うす。



2014年の国体800m決勝。

現:明治3年の前田恋弥選手(当時:市立船橋3年)が優勝。

タイムは1'48.08、高校記録更新となった。

※前高校記録は現800m日本記録保持者の川元奨選手による1'48.46

もちろん、タイムはすばらしいのだけれど。

個人的に惹かれたのはこのときのレース展開だ。

最初のバックストレートで先頭に立ち、2周目で既に後続を大きくつきはなし独走。

圧勝だった。

強気なランナーだなと感心した。

その前田選手が翌年の都大路で2区(3km)歴代2位の7分59秒。

8分切りしたことがファンの間で話題になった。

なお、この区間を7分台で走ったのは2人のみ。

その前田選手の上をいくのが、7分55秒で佐藤清治(出身:佐久長聖)

そう、佐藤清治である。



日本の中距離を語るうえで、絶対にこの名前は挙がる。

800m、1500m、3000m、5000mで高校記録を更新。

特に1500m、高校記録とかそういう問題じゃなくて、

当時日本歴代2位の3'38.49(現:4位)だ。

高2でアジア大会(1998)、高3で世界選手権(1999)に出場。

高校生で日本歴代2位とか、世界選手権とか。

男子100mで言うと、桐生選手とサニブラウン選手のコンボだね。

すごくね?



ただね。

陸上の名門順天堂大学に進むも、その後は表舞台から消えていった。

何が起きたのか、何が原因なのか自分は分かり得ない。

色々と噂はあるんだけど、本当に本当のところは分かり得ない。

不明なところが多いから、ブログではそこは触れないでおく。



話かわって。

佐藤清治の走る映像は、駅伝含めて当時2、3回ぐらいしかなくて。

だから正直なところ、日本のトラック大会の映像はほぼ記憶してない。

ま、今ではアレがあるから、当時の貴重なレースが見れるね。

これが高校生か、と考えると規格外な印象で。

ラスト、ホームストレートで他のランナーが残酷に見えた。

100mを11秒切るぐらいって言われてるからね。

中・長距離ランナーとすると、絶望的じゃない?



記録はいつか破られるものだと思う。

でも、佐藤清治の1500m高校記録に関しては無理じゃねーかと思う。

それぐらい、ずば抜けた記録で。

それぐらい、ずば抜けた才能だ。

だからこそ。

この高い壁に立ち向かう高校生がいるのなら。

僕は全力で応援したい。

2012年。

同じように長らく記録が止まっていた中学陸上長距離で。

その時計の針は進んだ。

「和田仁志」 / 官九郎ブログ

すると2016年にさらに3人が記録をやぶり、

2017年にまたしても記録を更新し、とうとう3分50秒をきった。

何年後か知る由もないけど。

記録がやぶられることを期待している。



最後に。

法政大学、日清食品で活躍した現在は駿河大学駅伝部監督の徳本一善さん。

昨年、こんなツイートがあって。




テンションあがったーー!



では。

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