右手でスピードの肩を抱き、左手でスタミナの手を握る、まるでプレイボーイ

本日練習

・スピード持久力養成　10kmペース走　（設定：4:30/km）

2km　　アップジョグ
10km   ペース走　44:37(4:28/km)
4km   　ジョグ　5:15/km



サブ３を達成するには
スピードとスタミナの両方の力が必要である
もっとも、この二人の関係はイイとは言えない
それ故に私が仲を取り持つ必要がある

スピードとのデートはインターバルや閾値走をよくつかう
彼女は息があがるような情熱的な時間を好む

スタミナとのデートはLSDやゆったりペースのロングジョグをつかう
彼女は穏やかな時間を長く共にすることを好む

二人の性格は正反対である
故に、普段はどちらか一方のお相手しかできない
言い換えるならば、どちらかに近づけば、どちらかとは離れるのだ
例えば、スピードの相手をする場合はスタミナとは距離を置いている
またその逆もしかり

しばらくそんな関係を続けていたが、
それではもう満足してもらえなくなってきたようだ
「アナタ、私を選ぶの？あの子を選ぶの？」
どちらかを選ぶように私に求めてきた


当然、そんなことは出来ない・・・


私は賭けに出た
３人で一緒に時間を過ごしたらどうだろうか
そこでペース走を提案した

スピードにとっては、速さは物足りないものの
いつもより長く過ごした時間が新鮮だった

スタミナにとっては、普段ではありえない息があがる
このドキドキに戸惑いながらも新鮮だった


新しい刺激を与えたところ、どうやらうまくいったようだ
距離・ペース設定を絶妙にコントロールすること
すなわちそれが、スピードとスタミナの両方をうまく取り持つことである
これはもう「でき男」すなわち「プレイボーイ」の領域だ

ついにプレイボーイになれた瞬間だった



・・・そんなわけない。。。



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