第七話 さむい夜だから

付け焼き刃な33日間の物語


ドーケイ、ホーテイ、クソメン割田の実録


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最近、割田は調子づいている。

コンビニのレジは積極的に女性のところにいったり。

ジョギング中は積極的に女性の近くにいったり。

普段は女性を避け、妄想の中で終わっていた男が。

完全に、チョずいてる。

とはいえ、割田は日々楽しくやってる、ただそれだけである。

割田は少し変わったのかもしれない。

この日も仕事を終えジョグで家に帰って行った。

さらに、走り足りないと家に帰ってからさらに走りにいった。



うぅぅ～、さみぃぃ～。

割田は溜まった洗濯モノをやっつける。

朝は無理だから、やるなら夜しかないよなぁ。

ブツブツ言いながら寒空の下で割田は洗濯モノを干していた。

暖かい部屋に戻ってきた割田はスマホを見ながらストレッチをはじめた。

明日こそは朝練しよう。

そんなこと考えながら割田は寝る準備を済ませた。



ぼりっ、ぼりっ、ぼりっ、ぼりっ、

割田はポテチを食べながらビールを飲んでいる。

どうやらスマホを見ていたときに何か見つけてしまったようだ。

これ食って暖かくなるのかよ！関係ねーだろ！

ブツブツ言いながらも、食べるのは止まらない。

気づくと24時、朝起きれるかの不安が割田を襲った。



うぅぅ～、さみぃぃ～。

目をこすりながら豪快な寝ぐせの割田は朝ごはんの準備をしている。

驚くことではないが朝練はなかったようだ。

寒いからコンソメパンチ買ったって何だよ！

そうつぶやいた割田はコーヒーを一口飲んだ。



つづく


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